2013快速登山第二弾 北アルプス烏帽子~針ノ木 VOL.2

第二日目、朝3時15分起床。寝床を抜けだしてランプの灯る囲炉裏の部屋で出発準備。この囲炉裏部屋は一晩中ランプが灯り、ストーブが焚かれている。船窪山荘さんお世話になりました。

朝3時35分に暗闇の中出発。七倉岳へのやや風の強い登山道をひとり行くと遠く大町市の灯が見えた。天候はあまり思わしくない。七倉~北葛間は痩せた岩尾根になっていて暗闇では通過に時間がかかった。北葛岳~蓮華岳間は北アルプスでは珍しく300m下り500m登るという大きなUP・DOUN。北葛岳山頂から豪快に下ってゆくと北葛乗越(2275m)の向こうに大岩壁が・・・。
あ~、やはりここは岩の直登だったのね(汗)。500mの登り返しは岩登りで始まり始まり~!これだから北アルプスはやめられませんな(笑)。
最初の岩壁を越えると~・・・。お~っと!またしても素晴らしい岩壁だ~!蓮華岳への登りは素晴らしい!下りは通称「大下り」と呼ばれているが、下りのほうがしんどいだろう。
岩稜帯を抜けると一転、砂礫のたおやかな山頂部が現れた。今回の登頂第二標的の蓮華岳の頂はもうすぐだ。雨が降ったりやんだりだが、たまに光が差し込んだりする。晴れないかな~。
蓮華岳(2799m)山頂、300名山である。こちらも初登頂。願いもむなしく山頂到達時は風雨が強くなり、三脚で登頂写真を急いでとって即退散となりました。それにしてもホトンド人に合わない。昨日の烏帽子~船窪間はナントたったひとり。今日は先ほど4人のパーティーとすれ違ったのみ。
そして一番くやしかったのはコレ!蓮華岳山頂から針ノ木峠へのたおやかな下降路。ここでホント晴れてほしかった。きっと目の前に針ノ木岳の威容と、その奥に立山、剣が聳え、そこに向かってのランは最高だろうと想定していたのである。誠に残念!展望のない雲の中の稜線を走るしかなかった・・・。
蓮華岳の稜線を走りに走ると針ノ木小屋が真下に見えてきた・・・。
小屋のあるところが針ノ木峠。標高は2538mである。飛驒山脈の峠のうちでは最も高く,日本でも赤石山脈の三伏(さんぷく)峠(2580m)に次ぐ第二位。古くから信濃と越中を結ぶ交通路の要衝であり,1584年(天正12)越中の領主佐々成政が,豊臣秀吉に対抗するため徳川家康との同盟を期待して,雪の峠越えをしたことで有名だ。ここに来ると登山者はぐっと増える。
天候も悪く、針ノ木岳は何度も登っているのでここで下山してしまおうかと思ったが初志貫徹。休むことなく、そのまま峠を通過し針ノ木岳(2820m)登頂。雲の中(笑)。
今回の最高点2820mの三角点をしっかり踏んでと・・・。
すかさず針ノ木峠へ戻る。「う~ん???、どひゃ~っ!」。良く見ると雪渓がなんと峠まで伸びているではないか!
これは凄い。峠まで雪渓がホトンド途切れることなく残っている。針ノ木の大雪渓は日本3大雪渓なので当然なのだが、今年はメチャ雪が多いのであった。これはマズイぞ!なにしろあっしはトレランシューズ。軽アイゼンもな~んもなし(大汗)

峠直下の急斜面は登山道がでていたのでそこを下ったが、途中で非常に危険なことに気が付いた。登山道を飛ばして降りて万一石を落としたら・・・。で、危険覚悟で雪渓内に突入。プロレス技ではないが、一歩一歩「かかと落とし」をしながらダブルストックで体制を維持し絶対に転ばないように降りた。この上部は滑って転んだら止まるまい・・・。冷や汗の連続。
雪渓の終わりが見えた時のうれしかったこと(笑)。でも、今は軽アイゼンを付ければ針ノ木大雪渓は最高に登りやすいですよ!さらにピッケル持っていけばグリセードの得意な人なら20分もかからずに峠から降りられちゃいますよ!
で、最後はバスに間に合おうと必死に飛ばして扇沢に到着。ケッ、青空が出てるじゃね~か!まあ、よくあることです(笑)
いや~、しかし最後の雪渓の通過で疲れました。今回もたいした企画ではありませんでしたが、かなりバテました。やはり体力の低下は否めません(汗)。盆休みの第三弾ではもっと頑張らんと。ってことで報告終わります。そのうち完登記書きますね~!お楽しみに!

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