祝、初出版!スーパー針灸師 田中猛雄先輩 その6

  タケ師匠の 疲労抜きのための「床掃除理論」

(想定外の厳しいコースに撃沈した(笑)今年の若潮マラソン、スタート前。)

さきに出てきた「疲労抜きJOG」。そう、このJOGを行えば故障を直せ、さらに故障をしない足を作ることができるというJOGです。気になっていた人多いと思います。 

「たまってしまった疲労を抜くには、体に負担の少ないゆっくりとしたペースで走ることで、血行を促進して疲労物質を排出すればよい。」これを「疲労抜きJOG」とタケ師匠は呼びます。よく認識しておいてください。

そのうえで、前回の紹介で、休養=疲労回復 すなわち「疲労抜き」ということが非常に重要なトレーニングということはすでに理解していると思います。この「疲労抜き」をわかりやすく説明したのが床掃除を例にとったタケ師匠の「床掃除理論」です。 床掃除には以下の3つの工程があります。これを練習に結びつけると・・・。

「掃除機をかけること」=疲労抜きJOG
「雑巾がけ(水ぶき)」=
疲労抜きJOGよりも若干早く、気持ち良く感じられる程度の走り(つなぎ走に近い)
「ワックスがけ」=ハアハアと息が乱れるようなスピードを出しながら走るポイント練習

速くなりたいと頑張る人ほど、床掃除の基本である「掃除機」、「雑巾がけ」をやらず「ワックスがけ」のみ行う傾向があります。いくら高級なワックスを使用しても、掃除機や雑巾がけを行わずに汚れた状態でワックスをかけたら、すべての汚れがワックスにこびりつき、床はさらに汚れてしまう。頑固な汚れは依然にも増して落ちにくくなるだけ・・・。 

これが体の中でも同じように起こる。ポイント練習ばかりやっていたら疲労は身体に中にこびりつき、蓄積し、遂には故障。しっかり「疲労抜きJOG」を行い、こびりついた疲労を排出してからポイント練習を行わないと「超回復」ができず、体力も上がらずレースでも結果がでない。ということになるのです。 

わかりましたか。非常にわかりやすい理論ですね!

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