走る 魂の社労士 ユキチの 快 速 登 山 ウルトラ・スーパークロスカントリー

2010 南アルプス  夜叉神〜鳳凰三山〜アサヨ峰〜仙丈ケ岳〜北沢峠

 2010の快速登山 マズは鳳凰三山と仙丈ケ岳。去年のリベンジだ!

 昨年より南アルプスに突入したが、天候やら地震やらで思い通り実行できなかった。そこで、マズは南アルプス北部の鳳凰三山と仙丈ケ岳のリベンジから実行することにした。

 この2つの百名山を1泊2日で走破しようとすると・・・。

 去年は天候不順で悔しい思いをした夜叉神峠からのルートで再チャレンジする計画が頭に浮かんだ。

 夜叉神峠より入山し鳳凰三山を終わらした後、早川尾根に入り込み、アサヨ峰(300名山)を越えて一度一気に北沢峠へ大下降。すかさず一気に仙丈ケ岳に駆け上がり、登頂後北沢峠へ下る。

1泊2日で百名山2座、三百名山1座GET!

     う〜む、これはナカナカ良い!  やろう!

 本当は甲斐駒も入れると最高のルートとなるのだが、今年は「走りこみ不足」で不安がある。初日の「夜叉神の森〜早川小屋」の標準登山時間は11時間45分。2日目の「早川小屋〜仙丈経由〜北沢峠」は12時間25分。快速登山としては異例のショート・プランであるが、最初は「様子見」ということにした(笑)。

     南アルプスの北部を7月で一気に終わらしてやる!

強烈な気合が入り、夜中に登山口を目指し車を走らせたのでありました。果たしてどうなりましたことやら・・・。

 

■第1日目 7月18日 夜叉神の森〜鳳凰三山〜早川尾根〜早川小屋

▼ 記録

夜叉神の森
→34:56→
夜叉神峠
34:56
→44:54→
杖立峠
1:19:50
→55:23→
兎平
2:15:13
→19:28→
南御室小屋(休憩13:18)南御室小屋
2:34:41          2:41:59
→52:55→
薬師岳(休憩6:33)薬師岳
3:40:54      3:47:27
→27:01→
観音岳(休憩17:21)観音岳
4:14:28       4:31:49
→42:53→
赤抜沢の頭(休憩17:19) 赤抜沢の頭
5:14:42           5:31:51
→30:49→
高嶺
6:02:40
→36:57→
白鳳峠
6:39:37
→39:09→
広河原峠
7:18:46
→22:28→
早川尾根小屋
7:41:14

昭文社:山と高原地図 標準コースタイム:11:45:00  標準タイムの65%で完踏

 

 
 早朝3時40分に所沢の自宅を出発。予定通り午前6時には夜叉神峠の登山口に到着できそうであったが驚愕する事態に。

 芦安に入るとどの駐車場も満杯。警備のおっさんに夜叉神の駐車場は100%車をとめるのは無理と言われる。すさまじい登山客の集中だ。
 根性で芦安のバス停近くの草むらに車を押し込み停車。バス停に急ぐも、6時のバスが出たバカリでガックシ・・・。

 しかたなく乗り合いのタクシーの列に並ぶ・・・。 
 約30分待ちでタクシーに乗れ、なんとか7時前には夜叉神の森に着くことができた。

 3連休で天気も良い、ということもあって凄い数の登山客がやってきたわけだ。こんなに混んだ芦安村は見たことがなく唖然・・・。
 さて出発である。ここが登山口。

 今日は楽勝の日程。あまり早く着いても暇なので丁度よかったかも。
 登山口の脇にこのような水場がある。500mのペットボトル2本を満タンにして準備完了!
 いざGO!

 ここは標高1380m。マズは高度約400m稼いで夜叉神峠を目指す。
 熊笹に覆われたカラ松林の急坂を飛ばすと中間点。
 あっという間に高谷山と峠の稜線に到達!もうすぐ峠だ。
 夜叉神峠到着!ここは白根三山の展望がすばらしいところ。北岳は雲に隠れて見えないが間ノ岳と農鳥岳はクリアーに見える。素晴らしい天候だ!

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 標準時間1時間のところ34:56で到達!マズマズの入りである。
 夜叉神峠から先もカラ松林の中をゆく。
 急坂をこなしながら林越しに上を見上げると、青空に飛行機の航跡が・・・。去年の悪天候とはうって変わって最高の天気である。
 急坂が終わるとコメツガの樹林帯に入る。
 杖立峠まで単調な坂道をひたすら登り続ける・・・。

 斜度がゆるいのでランはもちろん可能。鍛えるにはちょうどよいトレイル
 杖立峠に到達!夜叉神からここまで44:54でカバー。標準登山時間が2時間だがこれはちと甘すぎかも。
 峠より山腹を巻くように登ってゆく。あいかわらずコメツガの樹林帯が続く。
 おおっ!前方が開けてきた!
 山火事跡の展望の利くところに出た。正面に北岳。
 快晴である。右から北岳(3192m)・間ノ岳(3189m)・農鳥岳(3026m)の白峰三山が素晴らしく綺麗に見える。
 ここからは農鳥岳(3126m)の東面の胸壁が真正面に見える。農耕の節を告げる「鳥の雪形」が現れることからその名がついた。日本200名山の1峰である。
 火事跡からはしばらく展望に利く気持ちの良い登りだ。このあたりで先行していたパーティーを追い抜いてゆく。
 おおっ!富士も現れた!
 ふたたび深い樹林に入り高度を稼ぐと兎平へ到達!南御室小屋はもうすぐである。
 小屋へはなだらかに下ってゆく・・・。
 前方が開け、小屋が見えてきた・・・。
 南御室小屋到着!標準登山時間5時間30分のところ2:41:59でクリアー。朝飯とする。
 ここには広いテントサイトもあるし、水もガンガンでている。通常はここで一泊するのが普通(笑)。
 水を飲み貯めし、ペットボトルを満タンにして出発。ここから先は早川尾根小屋まで水場がない。

 どうやらこの上の薬師岳小屋は本日予約で満員らしい。予約がないと泊まれないという道標がでている。やはり多くの登山者が入山しているのだ。
 小屋から薬師岳までは急登が続く。このコースいちばんの急坂といっていい。ガマ石という巨岩の間をすり抜けたりしながらグイグイ登って行くと・・・。
 前方に青空。遂に稜線だ!
 うおお〜っ!出た〜っ!この瞬間がたまらない!
 砂払岳よりの展望。白峰三山揃い踏み〜っ!
 これから進むトレイルを望む・・・。砂払岳周辺は巨岩だらけである。
 巨岩の間を抜けながら花崗岩のザレ場を行く。
 眼前に石で覆われた薬師岳(2780m)。左下に薬師岳小屋の青屋根が見える。遠方には鳳凰三山の主峰:観音岳(2840m)も望むことができる。
 薬師岳小屋到着!去年は風雨が強くここでカッパのパンツも着用しなあ・・・。

 天候もさることながら、今回より強力な助っ人が加わった。トレッキング・ポールである。初めて使用したが登りがメチャ楽!もう手放せません!
 小屋を出るとスグに薬師岳直下の登り。白く輝く花崗岩のザレ場の急登だ。
 薬師岳(2780m)山頂!3:40:54での到達は標準登山時間の52%。まあ、カナリ走れるトレイルなので順当というところか・・・。
 薬師岳山頂よりの白峰三山。北岳が正面になってきた。
 北岳東面の北岳バットレス(胸壁)が真正面に見える。高度差600m、日本最高所の大岩壁である。
 縦走再開!主峰:観音岳(2840m)へGO!ここからは白く輝く平らで開放感のある至福のトレイル。最高の稜線ランが楽しめる!
 この稜線ランがどうしてもやりたかった!
 花崗岩が織り成す砂礫の美しいトレイルをゆく!
 も〜最高です!
 左手には北岳の登山基地である早川の広河原付近の川床が見える。ここから高度差1300mの下の川床である。その深い谷からせりあがる北岳が圧巻だ。
 観音岳直下を行く!もうすぐだ・・・。
 観音岳(2840m)山頂!4:14:28で到達。去年の悪天候のリベンジを果たす。しかし、このころから急に雲が湧きあがり視界が閉ざされ始める。
 山頂より、地蔵岳方面を俯瞰する。オベリスクが辛うじて雲間から見えた。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 踏み越えてきた薬師岳の向こうに富士がかすかに見える。
 雲湧く稜線を地蔵岳に向け下降を開始する。ここからは赤抜沢の頭との最低コルに向けて一気に下降する。
 このあたりの巨石、奇岩の自然の造形美は見事である・・・。
 下りきり、最低コル付近のザレ場を行く。
 赤抜沢の頭への直登。かなりな急登である。

 観音岳〜赤抜沢の頭間はナカナカ手強い稜線である。去年はここで強烈な風雨に見舞われ、体調不良も手伝って下山を決意させられた・・・。
 赤抜沢の頭に到達。雲の中・・・。
 地蔵岳のオベリスクが見えるまで待機。やっと雲が取れ姿を現した!オベリスクは花崗岩の大岩塔で、その姿から「地蔵仏」とも呼ばれている。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 地蔵岳に行っても岩登りの道具がなくてはオベリスクの上に立てないのでパス。いよいよ早川尾根に向け前進である。ここからは痩せた稜線が続く・・・。
 高嶺(2778m)まではこのような白砂の稜線である。巨岩・奇岩が林立し、その造形美に感動しながら進んでゆく。視界はまったく利かなくなった・・・。
 細かいが激しいUP・DOUNと痩せ尾根が続く・・・。
 振り返ると、進んできた稜線の向こうに地蔵岳のオベリスクが比較的クリアーに見えた。花崗岩なのでやはり白い色をしている・・・。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 高嶺の頂上直下を行く。
 高嶺(2778m)山頂に到達。完全に雲の中である。
 ここから白鳳峠への下りはこのルート一番の強烈な下り。岩稜を垂直に近い感じで急下降してゆく。
 高嶺を振り返る。あの胸壁にちかい岩稜地帯を下降してきたワケだ。
 最後は大ハイマツ地帯の中を豪快に駆け下ってゆく。
 白鳳峠到着!去年はここで広河原に下山し敗退を喫したのであった。いよいよ早川尾根に突入である。
 峠からはまた一山越えてゆくので急登である。一山登ったところで早川尾根方面の視界が開けたが、アサヨ峰、甲斐駒などは雲の中で見えない。
 振り返ると、高嶺と地蔵岳がクリアーに見えた。
 広河原峠への下りに入り、右手を見ると小淵沢周辺の台地が見える・・・。
 広河原峠接近!あの前方の尾根との最低コルまで下れば到着である。

 女性の単独行の方がたたずんでおられた・・・。
 広河原峠到達! もう早川尾根小屋は近い。
 シラビソの林に囲まれたなだらかなトレイルを行く。非常に気持ちの良いトレイルである。
 するとまもなく小屋が見えてきた・・・。
 テントサイトのあるこじんまりした山小屋だ。
 早川尾根小屋到着!本日はこれにて終了である。通常の快速登山であればこの先の仙水峠直下の仙水小屋までゆくのだが今日はここまで。

 しかし、まだ午後2時半である。何をして過ごそうか(笑)。
 ここは水が豊富。このようにガンガンで出ている。
 あまりの冷たさにペットボトルに入れると表面に水滴がつくほどである。
 お〜っ、やってますね〜!

 この冷たいお水で気合を入れて身体を洗わせていただきました(笑)。
 そしてご褒美のビール! 冷たい水で冷やしてあるのでガッチリ冷えております!いいぞ〜!
 お疲れ様〜! うひ〜っ、最高です!
 ビール飲んでいい気持ちになって小屋の前のイスでボ〜ットしていると、ドンドン登山者が到着しテントが増えてゆく。
 4時半から早くも飯。テント泊の人のほうが多く、小屋泊まりは約10名ほど。ゆっくりと食べられます。
 こんな感じの夕食。ご飯の大盛りは許されないのでお代わり4杯してしまつた(笑)。
 というわけで、早川尾根に入り込んでくる客は少なく、このように一畳にひとりゆ〜たりと寝られることができました。今日は午前2時半から活動していたので7時には気絶し、爆睡しました。さぞイビキがうるさかったコトでしょう(笑)。

■第2日目7月19日 早川尾根小屋〜アサヨ峰〜栗沢山〜北沢峠〜仙丈ケ岳〜北沢峠

▼ 記録

早川尾根小屋
→1:53:54→
アサヨ峰(休憩21:25)アサヨ峰
1:53:54       2:15:19
→43:20→
栗沢山(休憩7:35)栗沢山
2:58:39      3:06:14
→51:44→
北沢峠(休憩5:17)北沢峠
3:57:58     4:03:15
→1:09:27→
五合目
5:12:42
→47:07→
小仙丈ケ岳
5:59:49
→52:05→
仙丈ケ岳(休憩9:04)仙丈ケ岳
6:51:54       7:00:58
→36:50→
馬の背ヒュツテ
7:37:48
→23:41→
五合目
8:01:29
→40:42→
北沢峠
8:42:11

昭文社:山と高原地図 標準コースタイム:12:25:00  標準タイムの70%で完踏

 

 午前3時56分。暗闇の中、早川尾根小屋を出発した。
 午前4時6分。早川尾根の頭(2463m)付近で夜が明け始める・・・。
 小ピークをいくつも越え登降を繰り返す中、左手の樹林が切れ北岳が姿を現した。/ 時刻は4時30分、随分明るくなり、ライトは不要となる。
 展望の開けた小ピークに飛び出す!振り返ると昨日踏み越えてきた鳳凰三山が黎明の時を迎えていた。
美しい・・・。他に誰もいない・・・。この景色を独り占めだ。
 秩父連峰から日が昇る。素晴らしい雲海が広がっている・・・。
 前方にはアサヨ峰(2799m)が展開する。その左奥には本日登頂する仙丈ケ岳(3033m)が見える。あそこまで行くのだ・・・。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 再び樹林帯に入り細かい登降を続ける。かなり痩せた尾根が続き気がぬけない。
 いよいよ朝日が鮮明に差し込んできた!尾根の樹林の中でも朝の太陽光をハツキリと感じる。
 ミヨシの頭付近に到達。右前方に黎明を迎える名峰:甲斐駒ケ岳がふもとに雲をまとって現れた。
 甲斐駒の右奥の雲海のかなたには八ヶ岳連峰・・・。
 午前4時46分、秩父連峰より日が昇ってきた!
 木々が朝日を浴びてその緑が鮮やかに輝きだす・・・。
 午前5時12分、日が昇り、雲海が生命を得たかのようにゆっくりと蠢きだす。 素晴らしい景観を独り占め。
 振り返れば、鳳凰三山と富士山が・・・。
 もうひとつピークを越えればアサヨ峰に取り付ける。
 ハイマツ帯の中をひたすら前進してゆく。
 アサヨ峰(2799m)接近!日本300名山にひとつである。今回初登頂。
 アサヨ峰の登りより甲斐駒ケ岳(2967m)勇姿。この位置からだと摩利支天峰の岩壁を真正面に見ることができる。
 いよいよ最終の頂上に続く尾根に取り付いた。
 頂上直下の岩場。
 午前5時51分、アサヨ峰(2799m)山頂に到達!北岳をバックに快晴の山頂に立つことができた。
 振り返ると踏み越えてきた鳳凰三山から早川尾根の縦走路が確認できた。早川尾根小屋からは数々の小ピークがあり、ナカナカ手強い縦走路であった。
 山頂より左手には北岳。小太郎山から派生する小太郎尾根が山頂に向かって延びて行くのが手に取るようにわかる。
 正面前方には栗沢山への稜線の向こうに甲斐駒ケ岳。
 そして正面左前方にはこれから向かう仙丈ケ岳(3033m)鎮座している。山頂部に大きなカールを持つスケールの大きな山だ。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 山頂を後にして栗沢山に向かう。マズはふたたびハイマツ帯に突入!このあたりはヤブ漕ぎならぬハイマツ漕ぎ状態。
 栗沢山は眼前にあり、スグ着きそうなのだがナカナカ遠いのである。
 頂上直下。大きな石、岩が連なり山頂へと続いている。
 栗沢山(2714m)山頂。
 ここからの仙丈ケ岳の眺めは圧巻であった。
 甲斐駒ケ岳もさらに摩利支天の岩壁が真近で見ることができ凄い迫力である。
 甲斐駒側を覗き込むと眼下に仙水峠。高度約450m下である。
 穂高連峰を中心に北アルプスのパノラマが広がる。
 御嶽山から南アルプス連峰のパノラマも素晴らしい。
 山頂を後にして北沢峠への大下降開始!

 うお〜っ!真下に北沢峠が見える。高度差約700mの強烈な下り。駆け下った後、ジェットコースターのように正面の小仙丈岳へ直登し、仙丈ケ岳への高度差約1000mを登り返すのである。
 樹林帯に突入し、猛烈な勢いで駆け下る。行け〜!
 下りに下ると遂に小屋が見えてきた。
 北沢長衛小屋に到達!栗沢山からの下りは51:44、でコースタイムの56%でカバー!時刻は午前8時である。
 13時5分発の広河原ゆきのバスに乗りたいので、5時間5分以内に仙丈ケ岳を往復しなくては乗り遅れてしまう。水を補給し早々に出発する。。マズはあの正面の山に直登するのだ。GO!
 橋を渡っていよいよルートIN!気合が入る!
 2合目に向け、樹林帯の中を飛ばす。それほどの急坂というわけではない。快調に登ってゆく。
 2合目に到達!
 登山道は非常に良く整備されていてトテモ登りやすい。

 ジグザグに登り、グングン高度を稼いでゆく。
 4合目通過!先を急ぐ。
 5合目の大滝の頭に到達。1:09:07とコースタイムの57%でカバーした。
 ここからは急坂が始まる。ガンガン高度を上げてゆくと森林限界が近づき展望が開け、甲斐駒が望めるようになった。
 森林限界を抜け、小仙丈岳が眼前に現れた。
 振り返れば栗沢山と甲斐駒、さらに最低コルである仙水峠がハッキリ見える。わずか2時間半前にはあの右手の栗沢山の山頂にいたのだ。
 小仙丈へのトレイルはハイマツ帯の中の直登ルートである。
 小仙丈直下・・・。
 小仙丈ケ岳(2855m)山頂!
 北岳、間ノ岳、そして遠く奥には塩見岳、ならびに荒川岳、赤石岳などの南アルプス南部の山々が見える。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 いよいよ仙丈ケ岳本峰に向けてGO!
 小仙丈から本峰までは快適な稜線。気持ちよく走れる!
 行け行け〜っ!
 あっという間に本峰が近づいてくる。
 いよいよ取り付くぞ!
 登りきると山頂が現れた。右手が大カールになっている。
 山頂接近!
 仙丈ケ岳(3033m)山頂到達!

 北沢峠より2:57:43と3時間を切った。
 三角点デス。
 正面に南アルプスのパノラマ。駒ヶ根の町並みが良く見える。
 仙丈ケ岳には3つのカールがあるが、これがメインのカール。高度100m下のカールの底に仙丈小屋。
 下山開始!仙丈小屋に向けてカールを駆け下る。ココからの甲斐駒の形も素晴らしい。
 仙丈小屋。仙丈大カールの底、標高2900mにある。
 小屋の脇には雪渓より豊富な水が出て、沢を形成している。
 したがってこのようなお花畑が広がる。
 馬の背付近より仙丈ケ岳大カール振り返る。

画像の上にマウスポインターを乗せると画像が切り替わります。
 馬の背ヒュッテ通過。すでに高度400mを駆け下ってきた。
 う〜ん?なんだこの柵は・・・。
 なんと、ニホンジカが高山植物を食い荒らすのを防ぐ柵であった。始めて見たがせっかくの自然が封鎖されたようで、やや興ざめする・・・。
 藪沢を横断する。このあたりには雪渓が残る。
 見上げればカナリ上部まで続いている・・・。
 藪沢の清流と甲斐駒ケ岳。藪沢ルートはこのまま沢沿いに下ってゆく。今日は沢を横断し五合目を経由して下山する。
 ガンガン下ると遂に北沢峠が見えてきた!
 北沢峠、長衛荘前に無事下山した。北沢峠〜仙丈山頂ピストンは4:38:56でクリアーした。
 夏山シーズン突入で北沢峠は多くの登山客でにぎわっていた。
 広河原行きのバス停も長蛇の列ができていた。
 予定通り13時5分のバスに乗ることができた。

 快晴の北沢峠を後に、広河原へ向けバスに乗り込み登山終了となりました。

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