RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2009年 レース結果報告

6.長野マラソン (長野県)4月19日(日)
 フルマラソン 記録 3:06:22(NET3:05:49) 372位/5167人中



コース上からは桃の花の咲くロードの向こうに、雪をかぶった美しい北アルプスの山並みが見える。

 

天候 快晴  気温15.8〜22.4℃  

ラップ&スプリット

 
5K 21:47 (ロス33秒)
10K 20:58 42:45
15K 21:12 1:03:57
20K 21:18 1:25:15 (ハーフ 1:29:49)
25K 21:00 1:46:15
30K 21:35 2:07:50
35K 23:02 2:30:52
40K 24:26 2:55:18
42.195K 11:04 3:06:22

コースマップ

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▼完走記

長野でなんとしてもサブスリー! まさにこの一言である。

2008年のシーズン(08.4〜09.3)はすでに終了している。このレースは早くも2009年のシーズン第1戦目のフルマラソンという位置づけである。

2008年のシーズンはフルマラソンに3戦出場した。第1戦:つくばマラソン 3:07:48 第2戦:館山若潮マラソン 3:03:39 第3戦:東京マラソン 3:04:23 。 いずれも「サブスリー」を達成することはできなかった・・・。くやし〜!

そして、長野・・・である。 通常、4月は暑いので記録を狙うランニングはOFFにし、ウルトラマラソン等に移行するのであるが、東京マラソンが当たってしまったので、人気NO.1の東京と人気NO.2の長野を連続して走りたい!という欲望に駆られ申し込んでしまったのである。

この大会は2度目の出場である。前回は実に10年前の第1回大会であった。自身絶頂期で、2時間40分ギリを真剣に狙っていたときである。そのときは不運にもスタートからゴールまでズ〜ット逆風を喰らい、記録達成はなりませんでしたが・・・。

さあっ!はたして長野で「サブスリー」なるでしょうか!期待と不安を胸に池袋から高速バスに乗りこんだのでありました。

長野でなにがなんでもサブスリー! まさに最後の意地。気迫のレースが始まる・・・。

▼完走記 プロローグ(大会前日)

1

池袋東口に西武高速バスの乗り場がある。ここから長野ゆきも出ている。

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10:30分発の便に乗車した。長野駅前着14:10分、約3時間半のバスの旅である。

 片道運賃が7200円と大変うれしい価格である。

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定刻よりやや遅れて長野駅前に到着!

 第一回大会(1999)出場以来、10年ブリの長野である。

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大会受付会場へのシャトルバスは反対側から出ているというので、駅構内を横断してゆく。

 善光寺の御開帳が行われていることもあり、多くの旅行者が訪れているようである。

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構内では長野マラソンのイベントが市民参加で盛大に行われていた。この大会がこの街に深く浸透していることが実感できる。

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おおっ、あったあった!シャトルバスの乗り場の案内が・・・。

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これは渋いバスを使用している。シャトルバスならぬ使用済みバスという感じ・・・。

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しかも有料・・・。

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約10分で受付会場である「ビック・ハット」へ到着。ここはアイス・ホッケーの会場であったところ。

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五輪旗が実に印象的である・・・。

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早速受付を行う。スタッフのジャンパーの色は「若草色」っていうんですかね〜、ストロングカラーのグリーンです。

 実はゼッケンもこの色とそっくり同じです。

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東京マラソンと同様、受付出口で参加賞のTシャツを配ってくれます。

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会場内で、どらんくと〜ちゃん率いる「どらんくランニング隊」と合流し記念撮影。おやじの修学旅行開始〜!

 皆さん、名古屋からの参戦である。みんなでと〜ちゃんの車に乗ってお越しになったそうだが、高速料金が1000円というのはいいですね〜!

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ホテルにチャックイン後、全員で善光寺まで行くことに。

 やはり御開帳を見ないとね〜!JOGしながら善光寺を目指す。

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善光寺への入り口である大門の交差点には美しい枝垂桜が咲いておりました。

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大門から善光寺仲見世通りへ向かう。ここが仲見世通りの入り口。

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山門へ続く仲見世通りは大変賑わっておりました。

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善光寺山門。

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善光寺本堂。本堂の前に善の綱が繋がった「大回向柱(だいえこうはしら)」が立っている。

 善光寺御開帳!これは7年に一度の「ご盛儀」なのである。スゴクわかりやすく説明しよう。この寺のご本尊は、552年に仏教とともに日本に渡ってきた日本最古の仏像。そして絶対秘仏、つまり誰にも公開されない。

 で、それではなんなので分身である「前立本尊」様を7年に一度公開する、これが御開帳なのである。

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天を突く大回向柱(だいえこうはしら)。

 4月3日、午後3時。本堂前に「大回向柱」が建立され、「前立本尊」の阿弥陀如来像と「善の綱」で結ばれる。コノ「大回向柱」に触れることで善光寺の御本尊と結ばれ御利益を受けられる。

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ほーれ、このように群がって柱に触っております。

 混んでいるときは触るのに2時間待ちとか・・・。今回は30分くらいで触るコトはできました。

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っと・・・。にわかに参拝客たちが参道の両サイドに分かれて整列を始めました。ナンダあ〜???

 実はこれからご導師様が参道を歩いてこられるという。跪いて待っていると数珠で頭を触ってもらえ大変な御利益があるという。これはラッキー!早速と〜ちゃんと跪いて待つ。 ヒヒヒッ!

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このように前列2列目までの人が数珠で頭を触ってもらえる。触ってもらったゾ〜!

 回向柱には目イッパイ触ったし、御導師さまには数珠で頭を触ってもらったし、きっと明日は「サブスリー」だ! という大会前日でした。

完走記 ▼実況中継(大会当日)

当日はホテルからタクシーに分乗し、スタート会場がある長野運動公園に向かった。ここにはアクアウイングがある。

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当日は7時にタクシーをホテルに呼んで皆で分乗して会場に向かった。楽チンである。

 スタート会場の長野運動公園に到着。すでに多くの選手が集まっていた。天候は恐ろしいくらいの快晴!風も微風である・・・。

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ここにはアクアウイングがある。

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この会場にも見事な枝垂桜が咲いていた・・・。

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ウオーミング・アップ会場は野球場などが割り当てられ非常にやりやすい。

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手荷物預かりもこのように指定された台車に放り込むだけ。簡単である。

 これは「うまい」やり方だと思った。

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さあっ!ガンバリましょうネ!健闘を誓い合い、各自スタートラインへ向かったのでありました。

 

 

 

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約15分前にスタート位置に付く。長野市はおおむね標高350mの位置にあるのだが、今日は気温が高い。日差しが強く、首筋がジリジリ焼けるようだ・・・。帽子をかぶっている人が多いが、自分は帽子が嫌いなのでなし。暑くなりそうだな〜・・・っ  と思っているうちに8:30分 「ド〜ン」 と号砲!

0〜5K 21:47 (ロス35秒)
 東京マラソン同様、スタートラインまではゆ〜くり進行。NHKのTVカメラに向かって手を振りながらのスタートである。走路は比較的広いのだが、やはりすごい人数が走っているので約1kくらいいって始めて自分のペースで走れるようになった。

人ごみの中から抜け出すと風がことのほか涼しい!さすが長野である。日差しが強く暑いけど、風は涼しく「気持ちイイ!」なんとかいけそうである。1.5kスギよりなだらかの下りとなり、リズムにのっては走ることができた。5kはホボ予定通りの通過。

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5〜10K 20:58
 5kからは、6kのこのコース最高地点の善光寺大門交差点まで高度約25mの登り。昨日ここを通り善光寺へお参りしたので知ったルートである。大門交差点を左折するとこのコースのハイライト。長野市中央通りを善光寺をバックに駅前までなだらかに下ってゆく。沿道からのたくさんの応援を受け、気持ちよく走れるところである。

駅前まで快調に下り、長野駅前を大きく右にカーブ!とそこに「早川諭吉 ガンバレ」のプラカードが目に飛び込んできた!おおっ! ナント松本在住の大学時代の親友の萩原氏が家族全員を引き連れて応援に駆けつけてくれていたのである。感謝!さらに元気をもらい、快調に走る。この区間も予定通りのタイムで余裕を持って通過できた。

10〜15K 21:12
 ここは一路東に向かう。地理的に言えば犀川と千曲川の合流地点に向かってまっすぐ東に向かう感じである。一時犀川の堤防に出て、橋のたもとで再び一般道にもどると15kである。

ここもなだらかな下り基調で走りやすい。なるべく、なるべ〜く足を使わないように走る。ちょっと落としスギたかも・・・。ここで先行すると〜ちゃんを発見!ピタリ後方20mにつけた。

15〜20K 21:18
 15kよりまっすぐエムウエーブに向かって北上し、折り返してこのロードを戻ってくる。折り返して来るランナーとすれ違う。早くもTOPランナーたちは行ってしまったようで見ることもできなかった。

エムウエーブの敷地内に入る。お〜っ!ロードの両側から大声援がふりかかる。本当にこの大会の応援は熱がこもっており素晴らしい。応援に励まされながらぐるりと一周する。

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ロードに戻り、五輪大橋に向け走ってゆく。30mくらい先をと〜ちゃんが走っている。アラッ?立ち止まったゾ!フクラハギあたりを気にしている。5mまで接近したところでレースに復帰。そのままと〜ちゃんのスグ後ろを走る。

19k付近でと〜ちゃんが再びストップ!ど〜やらフクラハギが攣っているようだ。快調なペースでここまで来たのにナ〜・・・。と〜ちゃんの背中をタッチし、「ガンバッ!」と声をかけてパスしてゆく。すると20kの五輪大橋に到達。この区間もペースはやや落ち気味であった。

20〜25K 21:00    ハーフ通過 1:29:49
 20kを通過し、五輪大橋を走っていると後方にタダならぬ気配が・・・。ドドドドッ・・・!あららッ!大集団が追い越してゆこうとする。こっ、これは?そうサブスリーのペースメーカー率いる大集団であった。約30名くらいいるだろうか。ここは流石にピタリと集団の中間位置に付く。しかし、この位置で吸収されるとはチト早すぎるのう・・・。

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五輪大橋を渡りきるとスグにハーフ地点。うひょ〜っ!東京マラソン同様、すさまじくサブスリーギリギリのタイムでの通過である。またしても後半落ち込むコトは絶対に許されない展開となった。まだ十分に余裕はあるが暑さが心配だ。ダンダン暑さが増してきている。暑さには弱いからネ・・・。

橋を渡ると平坦な広いロードが続く。約3k、大集団にもまれながら直進し折り返すと25K。ホワイトリング前である。この5Kはペースメーカーに引っ張ってもらい予定通りのタイムで通過。

 

 

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25〜30K 21:35
 ホワイトリングを通過し2kほど進むと千曲川に出る。更科橋を渡り、千曲川右岸の堤防道路を長野インターの入り口に向かい進んでゆく。堤防道路沿いの土手には菜の花は咲きみだれている。涼しかった風も遂にあたたく感じられるようになりシンドイ・・・。

大集団に中で粘っているのだが、人数が多いため、給水のエイドのたびに縦長に大きくバラケてしまう。集団の中盤に位置しているので水を取ると先頭から大きく離され、その都度スピードを上げて追いつくという繰り返しである。けっこう足が重くなってきた・・・。

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29.4キロの給水でそれは起きた。松代大橋をパスするとスグの給水ポイントなのであるが、ここでかなり遅れを取った。うおりゃ〜っ!ナントカ追いつこうとする。が追いつけない・・・!逆に離されてゆく・・・。その状態のまま長野インターの入り口前を通過し30k地点。ピ〜ンチ・・・

 

 

 

 

 

 

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30〜35K 23:02
 30kからは高速道路沿いに南下してゆくのであるが、悪いことに、ここにはふたこぶラクダのようなアップ・ダウンがある。ここで遂に「サブスリー」の夢は終わった・・・。追いつくどころかさらに集団から引き離されてゆく。先頭のペースメーカーがダンダン小さくなってゆき「サブスリーへの執念」がここに崩れ落ちたのである。

30kであえなく撃沈!失意のためさらに大幅なペースダウン。もう暑さに朦朧となりスピードがあがらない。ここで素晴らしい応援をいただいた!32kスギの土手の上であのシドニーの金メダリスト、Qちゃんこと「高橋尚子」しゃんがひとり応援してくれているではないか!「がんばってくださ〜い!」という尚子しゃんとハイタッチ。その後、ナントカヨロヨロと走り続ける。

35〜40K 24:26
 千曲川に架かる岩野橋を渡ると35k。ここから堤防道路を行くが、左前方にゴール地点である長野オリンピックスタジアムが視界に入る。この土手上にも多くの長野市民の方がでていて大声援をいただく。今回はレナウンのユニフォームで走っているのだが、「レナウン!がんばれ〜!」という声援をたくさんいただいた。すこしは会社のお役にたったかしらん・・・。

「早くゴールして〜!」その一心で進んでゆく。暑い!さらにペースは落ちていった。もう完全に死んでいる・・・。

40K〜ゴール 11:04
 長野オリンピックスタジアムへと続く広い直線道路へでると40k。ここからはまた沿道からものすごい応援をいただける。もうヘロヘロだが、応援に後押しされゴールを目指す。

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スタジアムへの導入路手前で、また萩原一家の応援隊が待機していてくれ、最後の大声援をいただいた。あとから聞いたら、ご家族4人とじいちゃん、実の妹さんまで駆けつけてくれていたという。誠にありがたい応援であった。

スタジアム内に入り、フカフカの走路をゴールへ向け最後のがんばり。ゴ〜〜ル! やっと終わった・・・。

長野の応援は本当に素晴らしい!また走りたい! これが長野マラソンの感想である。

またしても「サブスリー」は夢と散ったが、沿道から心から熱心な応援していただいた長野市民の皆さんには本当に感謝です!東京マラソンに次ぐ人気の長野マラソン。やはり素晴らしい大会でした。来年からもしかしたら「抽選」になってしまうかもしれないけど、来年も是非もう一度このコースを走りたいものです。今度はサブスリーでネ!

▼完走記 エピローグ

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いや〜っ、今回もまたダメでした。また懲りずに秋に「サブスリー」に挑みますよ!

 とりあえずフィニッシュできて良かった・・・。

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レース後はゴール会場の芝生の上で「ビール!ビール!ビール!」

 名古屋からと〜ちゃん率いるヤフーブログ繋がりの仲間と、ランニング・コミュニティー「ジョグ・ノート」繋がりの岐阜県を中心とした仲間が合体し集結!ランニング談義に花が咲きました。非常に楽しかったです。 
               終わり