RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2008年 レース結果報告

8.戸田マラソンin彩湖 ハーフマラソン(埼玉県)11月16日(日)
 ハーフマラソン 記録 1:23:56   6位/ 450人中(50歳の部)
コースマップ

天候 晴れ 気温14.9〜27.7℃

ラップ&スプリット

 
5K 19:31 --
10K 20:09 39:40
15K 20:10 59:50
20K 19:52 1:19:42
21.0975K 4:14 1:23:56
      

完走記 ▼プロローグ

10月19日に四万十100kを走った。見事に左足首を故障。もちろん身体のダメージもあったが、痛くては走れない。2週間、すなわち10月いっぱいは軽い練習しかできなかった。

まいったの〜・・・。しかし、なんとか痛みは2週間で引いてくれた。助かった〜・・・。

そして11月4日(火)よりこのレースのため本格練習を開始したのである。キロ5〜6分の走りしか行っていないのでスピード感がまったく分からなくなっている。というか、キロ5分の走りでも早く感じるという状況なので非常にマズイ。

ハーフにでるからには、最低でも1:24:24(キロ4分平均)で走り切ることが大命題であるし、そのくらいのタイムを出さないことには今シーズンの大目標の達成も不可能になるだろう・・・。

今シーズンの大目標

50歳代の部があるレースに出場し、そのレースでは全レース表彰台にあがる!

これだ!11月7日に50歳になったので、このレースが50代最初のレースになるわけだ。

最近、「速く走る」「タイムを出す」というのではまったくモチベーシャンが上がらないので、この目標は非常に都合が良い。ひさしぶりにハーフや10kに出場する気になるし、いままではマズやらなかったスピード練習も行わざるを得ないワケだ・・・。

こうして、11月4日から、朝7〜10k走る中に、700m×3(2:20以内)のインターバルトレーニングを入れ、連日実施した。とにかくキロ4分のペースが楽に感じられるように2週間でしなければならない。あ〜、イキナリのインターバルはことのほか苦しかった・・・。

作戦は、追い込んで、追い込んで、大会当日には「超回復」を実現させて、「メチャ軽、バネ十分」の状態を作り出すコト。レース3日前まで目一杯のスピードでのたうちながらインターバルを行った。

前々日の金曜日、疲労困憊。自転車で坂も登れないほどの状況。(イイゾ〜!) 前日の土曜日、まったく疲労が抜けない・・・。(アレ〜マズイ・・・) そして当日・・・。

「身体が重い。重すぎる!」 超回復作戦は見事に失敗におわったのでありました。(あ〜、今日は走りたくね〜・・・) 重い身体を引きずりながら小雨の降る中、失意のうちに会場へと向かったのでありました。

1

JP埼京線、北戸田駅で降りた。大勢のランナーが一緒に降り立つ。

 結構スゴイ人だ・・・。

2

ここから大会会場の道満グリーンパークまでシャトルバスが運行されているのだが、バス待ちの列がこのとおり・・・。駅構内から始まっていた。

3

やっとバスに乗ることができた。これは思ったよりビックな大会だ・・・。

4

バスを降りると荒川の土手に向かう。

 土手の向こうの荒川河川に道満グリーンパークの競技場と彩湖が広がっているのだ。

5

お〜、見えてきたゾ!

6

受付会場に到着。この大会、ナント約9000名が参加するビック大会なのであった。

 ハーフには総勢4320名がエントリーしている。調べもしないで、近いというだけで参加したので驚いた〜・・・。

7

この大会は男子50代の部がある。これが出場を決めた最大の理由。

 今回は50歳になって始めてのレース。男子50歳代は575名がエントリーしている。6位以内に入れば表彰だ!この後受付をして早速UPを開始したのである。

完走記 ▼実況中継

天候は最高。気温15度くらい、曇り時々雨 という願ってもない気象条件である。

いよいよスタート時間が近づいてきた。約15分前、最前列より2列目に並んだ。十分にUPを行い、思い切りストレッチを行ったので、身体が重い感じは今はない。走っているうちに軽くなるかもしれない。そう信じてスタートするのみである。ひとつ絶対に良い条件は「体重が減っている」コト。今回は久ぶりに64キロ台でスタートラインに立つ。調整には大失敗したが、飲まず、食わずで体重だけは落とせたのである。

午前11時。ゲストの100kマラソン:女子世界最高記録保持者の安部友恵さんの号砲でレースがスタートした。

0〜5K 19:31
最前列2列目から飛び出したのでヤハリ最初は回りにつられてハイスピードになる。走ってみると決して身体は軽くは感じないが、思ったほど重く感じない。これはいかるかも・・・。徐々にスピードを落としペースを作ってゆく。

1kの入りがどのくらいだろうか・・・。この大会の距離表示はキッチリ1kごとなので助かる。1k通過!「3:39」。マズマズだ。だがやはりしんどい。残念ながらこのまま乗ってゆけない。この後さらにペースを落とし、調整しながらキロ4分までスピードを落とし様子を見る作戦にでた。5Kは無事19:31で通過。イイゾ!

5〜10K 20:09
コースにホトンドUPダウンはない。スタートより約2〜3k地点で土手の登り下りを2回。周回コースなので同じ箇所でまた登り下りがあるのみである。

7kくらいまではキロ4分のペースでもキツク感じなかったのだが、その後苦しくなる。楽に走ろうと少し力を抜くとキロ4:02〜03までスーっと落ちてしまう。やはりバネがないのだ。この辺りから無理をするわけにもいかず、だましだまし走り、なんとかこの5Kを20:09で走りきった。苦しい展開である。アト11kねばり抜けるか・・・。

10〜15K 20:10
10k地点で1周目が終わり、2週目に入る。12K〜13kの土手の登り下りが苦しい。根性でキロ4分を維持すべくストライドを伸ばすが、どうしても4:02〜04になってしまう。

15kまでは無理しないことにし、落ちるままにキロ4:02で推移させる。残り6kで勝負だ!この5kは非常にしんどかったがナントカ20:10でしのぐ。情けないがホントにこのスピードの維持がしんどい。まさに「しのいだ!」って感じ。

この時点でターゲットタイムは「意地でも23分台!」。最悪でも「24:24切り」に設定。もう気力しかない。根性の「意地の走り」が始まった。

15〜20K 19:52
15Kの折り返し付近から、バトルが始まった。どうみても50歳代の人が物凄い気迫で「ハアハア」と荒い息づかいを響かせながら私を追い抜いて行った。ちょうどペースが落ちかけていた矢先のタイミング。

「負けられん!」 ナゼか猛烈に闘志が湧き、こちらも苦しいが気迫でピタリとつく。ここで離されたら終わりだ・・・。この辺の位置だと50歳代の部ではキット入賞の6位ギリギリのレベル。この人には負けられないと思った。

その後、残り3K付近から抜きつ、抜かれつの激しいバトル。観察しながら機を見て抜いても、激しい息づかいながら決して離れない。う〜む、強い!

自分では、まだ「足」が残っている感じだったので、残り約2.5k付近の橋の登りで仕掛けた。ここでグングン差がついた。ふ〜、振り切ったか・・・。

バトルが幸いして、この5kは19:52。しかし23分台はギリギリである。

20K〜ゴール 4:14
ところだが、情けないコトに橋の登りで「足」使いきってしまった。(たいした登りではないのだが・・・) まったくバネを感じなくなったしまった。ピンチ!スピードが維持できない。もう必死で足を動かすのみ。

23分台もギリギリだが、またしても追い上げられている。後ろから「息づかい」が徐々に近づいてくる。

「苦しい〜」  しかし、もうここまで来たら気力しかない!遂にロードから競技場のトラックに入る。ゴールが見える。残り30m最後の直線。

「うおおお〜っ!」 「とりゃ〜!・・・」

最後の力を振り絞り、のたうちながらスパートし、ゴ〜ル!

やった23分台!本当によく粘った!全力を出しキッタレース。ゴール後、疲労困憊でしばし動けず・・・。

15kから競り合ったランナーさんに、思わず握手を求めた。 お互いにナイスラン!

完走記 ▼エピローグ

結果は、ナントカぎりぎり23分台。表彰台のほうもナントカぎりぎり6位入賞。予想通り、バトったランナーとは2秒差で、負けていたら7位で表彰台なしという状況であった。危ね〜・・・

さらに3位の選手との差は、ナント19秒だった。つまり50歳代の部は、1:23:37〜1:23:58 の間に3位から7位までの5人がひしめく大混戦であったワケである。

調整に失敗し、自分としては100以上のレースに出場した中では最悪の体調でのレースだったが、逆に諦めずに「粘りに粘った」という点では記憶に鮮明に残るレースとなった。

「超回復」を狙った調整法はもうアジャストすることは不可能のようだ。もう二度と採用しないことにしよう。

8

苦しいレースであったが、最低限の目標は達成!

 まあよくやったといえる。今回初めて使用した「赤い」レーシングウエアでガッツポーズ!

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表彰台に向かう。

 表彰台そばのゴールには、ハーフを走り終えたランナーがゾクゾクとゴールしていた。

10

今回は、ギリギリ6位入賞。これがその席・・・。

11

久しぶりにこういう席にすわる。実に気持ちの良いものである。

 40歳になりたての時は、最高の実力を保持しており、これから表彰台の連続という時だった。しかし社労士の受験勉強を始め、練習時間をすべて勉強に使い、走りの世界から一時引退した。それだけに50代ではとりかえしたい思いがある。

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表彰台に上がった・・・。

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賞状と賞品の授与。マズはめでたし、めでたし。

 もっと本格的に練習して近いうちに「優勝」を果たしたいものだ。