RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2008年 レース結果報告

11.かさま陶芸の里マラソン 10000m (茨城県)12月21日(日)
 10000m 記録 39:16 14位/246人中(50歳以上の部)

天候 晴れ 気温7.6℃  笠間市 陶芸の里公園

1K毎ラツプ
 3:34 --> 3:40 --> 3:55 --> 4:05 --> 4:17 (5K 19:31)
 4:18 --> 3:46 --> 3:55 --> 3:59 --> 3:47 (ゴール 39:16)

完走記 ▼プロローグ

今シーズン早くも4戦目。なんでまた10K程度のレースではるばると茨城なんぞに行ったかって?それは今シーズンの大目標である「50歳代の部出場、全レース入賞」が達成できそうな大会だったからである。

しか〜し! つくばマラソンでの「謎の失速」後、マラソンについては「放心状態」が続きモチベーションは最低の状態。さらに追い討ちをかけるように怒涛の忘年会シリーズに突入!12月の第1週目から練習は度外視して毎日豪快に飲む日々・・・・。

1週間前から、チロチロっと調整して当日を迎えたのでありました。「なんとかナンだろう・・・。50歳代なんだから。」自信とはとてもいえない、半ば開き直ってはるばる茨城県の水戸の手前、笠間市までやってきたのでありました。

しかし、ふがいない結果も予想されていたので、特急スーパーひたちは使用禁止!在来線で約3時間かけて大会会場に到着したのでありました。入賞したら帰りはスーパーひたちに乗ろっと!

はたしてどんなレースになったのでしょうか・・・。

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約2時間、普通列車に揺られて常磐線:友部駅に到着。

 水戸の3つ手前の駅である。もちろん初めて・・・。

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マラソンバスの案内が・・・

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なんとも近代的な駅舎だ・・・

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笠間市の大型バスで大会会場である「陶芸の里」まで運んでくれる。

 同じ列車に乗っていた参加者で列ができた。

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約15分で「陶芸の里」公園に到着!

 丘陵地帯に広がる広大な公園である。のどかなところだ・・・。

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この丘を降りてゆくと大会会場である。

 う〜む、アップ・ダウンの激しいコースとの前評判だったが、確かに、確かに・・・。

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丘から降りてゆくと、スタート地点の横断幕が出てきた。

 ひえ〜っ、スタートから約4〜500mは登りだ!

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受付会場。多くの人が集まっている。

 小学生の2.5kのレースから一般の10kのレースまで行われ、全部で3400名が参加。地方開催としてはビックな大会であった。

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選手召集ゾーンで記念撮影。今日は暖かいな〜!

 体調はいまいちだけど、精一杯頑張ってみっか!50歳代の部での出場なのでナントしても表彰台にあがりたい。

完走記 ▼実況中継

当然のことながら最前列に並ぶ。50歳代・60歳代が同時にスタートする。したがって49歳以下はいない。周りを見渡してみる・・・。う〜む、私が一番若いわけだし、どうみても負けない感じのメンバーなのだか・・・。

な〜んて思っているうちに「ド〜ン!」と号砲!いっせいにスタート!
いきなり登りロードである。笠間工芸の丘の周回道路に向かい公園内のロードを登ってゆく。ゲゲッ!みんな速い!しかし負けるわけにも行かず先頭集団でがんばる。約500m登ると今度は下りだ!ヒッ〜!・・・。1K通過が3:34・・・。

大目標の入賞は10位以内。「60歳の人の中にも強い人が何人かいるので、6〜7位以内に入っていれば大丈夫であろう。」という皮算用で走っている。2K通過!現在第5位。この1Kは3:40。キツ〜!このペースは今の自分にはメチャきつい。

photo12Kスギ、スピードを維持できなくなりジリジリと後退、後方の集団に吸収される。さらに集団のドンケツにスゴスゴと後退。現在第8位。ここからこぼれると入賞は危ういがこのペースではもたん!ここは一時ひけい!と勝手に心が命令し集団からこぼれてゆく・・・。事実上ここで入賞は×になったようなモンであった。コースはこのようにゆるやかな丘陵地帯の間に広がる豊かな田園地帯の中を走ってゆく。

photo23K通過!この1Kは3:55。落ちたもんだ・・・。もう完全に失望感が漂う。こんなハズでは・・・。3K半ばから登りロードが入ってくる。4K通過!ひ〜っ、この1Kはナント4分以上もかかる。遂にさらに後方の集団にも吸収され10位以下に・・・。このあたりで先にスタートしていた49歳以下の組に追いつき順位を確認することは不可能となった。

4Kスギからはカナリな登りロード。くっ、苦しか〜!
5Kから6Kにかけては激しいUP・DOWNの応酬!キビシか〜!
1K4:15以上かかり、アップアップの走りである。もうやめて〜!

6KスギからはやっとUP・DOWNから開放されたが、ロードはうねっている。もうバテバテであったが踏ん張る!根性でキロ4分以内の走りに戻し、思い切り「力走」だ!まだ10位ギリギリの可能性もあるし、38分台は死守したい!

photo39Kスギ、かるい峠の登りを終えると会場の陶芸の里公園のゴールに向かいなだらかに下ってゆく。うりゃ〜!ロングスパートに入り、根性でバトッていた60歳代と思われるランナー2人を振り落としてゆく。

ゴ〜ル!もてる力全開でゴールを駆け抜けた!も〜、走れん・・・。

タイムは? ナント39分台に突入していた。ガックシ・・・。失意のうちにヨロヨロしながら記録証発行所へ。ガガ〜・・・。プリンターから記録証が出てきた。順位は?14位・・・。「やっぱし・・・」 さらに思いっきりガックシ・・・。
このタイムじゃあな〜・・・。

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おち〜っ!汗が目に入って目をつぶってしまった!

 なんともひどいタイムであったが、とりあえず走りきった・・・。入賞など遠く及ばず14位に沈んでしまった。あ〜っあっ、折角茨城くんだりまで来たのにな〜・・・。ガックシ。

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失意のうちに大会会場を後にする。

 まだフィニッシュ地点にはツギツギとランナーの皆さんがゴールしていた・・・。

▼番外編 水戸の「あんこう鍋」

ガックシきたけど、このままじゃ〜帰れん!ということですかさず水戸に向かった。今回は今旬を迎えた「あんこう鍋」を本場で食べようというワケである。GO!

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7年ぶりに水戸に降り立った。

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人口約26万人。茨城県の中心都市である。

 駅前はまさに地方都市の風格がある。ここから歩いて約20分の泉町に、今日お目当ての「元祖 あんこう鍋:山翠」さんがある。

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駅のペディストリアン・デッキの広場には、ご存知「水戸黄門、助さん、格さん」像がある。

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駅から徒歩約3分。水戸黄門神社がある。

 ここは黄門様の生誕の地なのであった。(折角なのでチラット参拝・・・)

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しばし駅から歩くと泉町付近に到達!おおっ、あれは・・・。

 水戸唯一の百貨店、水戸京成百貨店が現れた!7年前は小さなお店だったのだがこんなに立派に・・・。

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うひょ〜っ!マジか! 1Fにルイ・ビトンがある!

 遂に水戸にもビトンのショップができたのか・・・。考えられん・・・。

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驚きのあまり店内へ・・・。おおっ!

 さらに驚き!ティファニーもある!しかもビトンの隣に!思わず撮影してしまった。恐るべし水戸京成百貨店・・・。

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しばし行くと・・・。あったゼ!

 京成百貨店を越えたスグのところに目指す「山翠」さんがあった。さすが老舗らしいたたずまいである。

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エントランス・・・。

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脇にはこのような石碑が・・・。

 「あんこうの碑」か〜・・・、これはカナリ期待できそうなお店だ!高まる期待を胸に店内に入ったのでありました。

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店内に入ると奥に続く長い廊下が・・・。

 本日は2Fに案内してもらいました。

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2Fの様子・・・。

 落ち着いた雰囲気で、いかにも老舗らしい風格のある空間が広がっていた。

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「他郷の人には 異郷の風味を  同郷の人には ふるさとの味を 」

 こんな文言の書かれた粋な「おしな書き」が・・・。

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スタートは郷土料理から。

 マズは水戸といえば納豆ということで、「納豆てんぷら:450円」をオーダーした。

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ビールはここに来る前にズデに2リットル飲んでおり、いきなり日本酒だ!地酒の「月乃井」の生酒をいただく。確か大洗の地酒と記憶している・・・。

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ほほ〜っ、美味であ〜る!旨し!

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そしていよいよ「あんこう鍋」!

 一人前2900円である。

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来た〜!

 切り身、骨付きの部位など結構なボリューム。1番上に「あん肝」がひとつ乗っかっている。

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そして出た!これこそが「秘伝の焼き味噌」。

 地味噌にあんこうの肝をすりこみ、木の鍋ぶちにすりつけて弱火であぶった素晴らしい焼き味噌なのである。いいぞ〜!

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この秘伝の焼き味噌を半分投入!その後マズ最初に切り身を入れた。

 残りの焼きみそは各自の好みで投入する。

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さらに野菜を投入し煮詰めてゆく。

 ど〜れ、お汁のお味は?途中でたまらなくなりすくってみる。 こっ、これは!独特の香ばしい香りとコクのある味!思っていた通りだ!素晴らしい!

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すべて投入完了!

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残ったのは、あん肝 と 秘伝の焼き味噌 のみ。

 あん肝は、投入するといつの間にか溶けて発見不能になる。そこで最後に煮汁につけて単独でゆっくり味わおうという作戦!ヒヒヒ・・・。

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マズは、あんこうの切り身からいただきま〜す!

 ウホホ〜っ!あんこう自体はあっさりした味なのだが、秘伝の味噌がしみこんで甘ささえ感じる!うまいゾこれは!

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さらの骨付きのところを・・・。

 ここは脂の乗った部位だが、さらに味噌が乗り、脂が乗り、そしてやわらかくておいっし〜!参った・・・。

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ここでと・・・、取って置きの「あん肝」を鍋に投入!

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頃を見て取り出す。ヒヒヒ・・・。では、いただきま〜す!

 おわ〜っ・・・、口の中で溶けちゃいました・・・。

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最後はヤハリ雑炊です。

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完成〜!

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お〜っ、うまそ〜っ!

 これは本当においしい雑炊でした!さすが本場水戸のあんこう。しかも「秘伝の焼き味噌」は最高の味でした。この季節、皆さんも是非水戸にお越しください。

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レースに行ったのか、「鮟鱇」を食べに行ったのか、メインがわからなくなってしまいましたがこの大会の参加賞はコレ!

 笠間焼きの湯呑みでした。地方の大会は風情があっていいですね〜・・・。
                           おわり